先日、24時間診療の救急動物病院にお世話になりました。
電話してわりとすぐに「受け入れok」をいただき
本当に助かりました。
そんなわけで今回は
「救急病院 メモのススメ」
です。
病院しらべは
ハッピーでメリーな
ホリデーのための準備だわん
年末年始は病院がお休みの場合が多いです。
動物と暮らしている方は
最寄りの救急動物病院を調べておくのが安心です。
例として、東京都内でしたら
以下のサイトは参考になると思います。
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・公益社団法人東京都獣医師会
→夜間診療のご案内のページに複数医院掲載
・ER動物動物救急センター
→練馬、文京、府中にあります
(さらに八王子にも2020年4月に開院予定)
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ご自身で検索するほか、かかりつけ病院に
「提携の夜間救急病院はありますか」と
尋ねてみても。
お近くの夜間/救急動物病院がみつかったら、
最低限この3点をメモします。
①電話番号
②住所
③最寄り駅(駅まで電車、そこからタクシーという手段が取れる)
このメモは家族の誰もがひとめでわかるように
冷蔵庫などに貼っておくのがおすすめです。
どうして貼り出しておくかというと、
誰がパートナーを見ている時間に急変するかは
予め知ることができないからです。
つまり
誰でも電話できるように
情報をシェアしておくのが大切です。
エバーノートなどスマホ上で共有できるメモでもいいのですが
探すのに時間がかからない方法が良いです。
もしひとり暮らしだとしても、
この準備はきっと役立ちます。
救急病院にお世話になるような場面には
できれば遭遇したくないですが、
いつその瞬間が訪れるかわかりません。
パートナーの緊急事態を目の前にして
心は緊張と不安でいっぱい、
たった一人で
震える手と涙では何もできない、ということも。
そういうときになって初めて調べるのは
とても、とても難しいです。
私は初めて救急病院にお世話になったときに
そういう「何もできない」状況を経験しました。
だから
なんでもないとき(つまり、いま!)
調べておくのが最善ですよね^^
今日も明日も あなたのいぬとの暮らしに
笑顔がいっぱいでありますように。
以下はお時間のある方、
「アジソン病」をキーワードに検索で
このブログへいらした方向けです^^
救急病院にかかった経緯などです。
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今回のことは自宅でシャンプーの直後に始まりました。
つまりシャンプーがストレスだったのだろうという結論です。
最初の症状はドライヤーをかけようとした瞬間。
トリミングテーブルの上で嘔吐(3回連続)と震え。
吐ききると少し落ち着いたので
身体を超特急で乾かし、
かかりつけ病院を受診。
血液検査を数種類と問診聴診触診などを受け、
可能性のある病名を示唆いただいて
経過観察のため帰宅しました。
その時は回復してきているように見えたのです。
が、帰宅後に再度嘔吐。
そして食欲廃絶。(食べ物の匂いを嗅ぎもしない)
さらにブルブルガタガタ震え、
「あ、これダメなやつだ…」
と救急病院へ電話。
(かかりつけ病院がしまっている時間でした)
エコーとレントゲン、問診、血液検査の結果表から
胃腸炎の症状と診断されました。
吐き気どめや胃薬を注射してもらいました。
吐いて脱水も少し起きていたので皮下補液も。
「なんだ胃腸炎か」と思われてしまいそうですが、
アジソン病(パートナーの持病)は悪化すると
胃腸の働きが悪くなります。
つまり根底にアジソン病の悪化があるのではと
この時点でとても心配に。
アジソン病で不足するステロイドも
注射で補充してもらい、
一時的にずいぶん元気を回復しました。
※ステロイドは怖いものと思われがちですが
健康な身体の維持に必須のホルモンです。
(健康な人/いぬは自分の身体の中でステロイドを生産しています)
病院で補液したためか夜間におねしょが続きましたが
生き延びてくれただけで充分。
おねしょの汚れは洗えば済む。
(自宅の布団は念のための防水シーツつき)
その後は翌日、数日後、数週間後にかかりつけに通い、
炎症の数値などをチェック。
そんな日々を過ごし、やっと炎症の数値も落ち着きました。
それ以来、ストレスイベントの前には
予防の意味でステロイドを追加投与しています。
それでも毎日何回も「おえっぷ」というゲップが出るので
試しに食事を3回に分けてみています。
それでやっとゲップもなくなってきました。
身体へのダメージの大きさと回復の遅さに
「この子はアジソン病を持っているんだ」と改めて感じます。
良くなってきたからよかったものの、
私は内分泌系の基礎疾患がある子に
知らず知らず精神面で無理をさせてしまっていた。
深く反省し、正直言うと
お世話するのが急にこわくなりました。
「いつもは大丈夫だから」は何の根拠にもならない。
予防に予防に予防を重ねていかないと。
お薬でのコントロール方法は基礎に立ち返り、
グルーミングを含めたお世話全般のスキルは見直し。
パートナーは「なんか疲れててお薬が要るかも」なんて言ってくれない。
ある日ある時突然の不調に見えたけれど、
きっと信号は出ていたのでしょう。
吐いて知らせてくれるまでキャッチできなくてごめんなさい。
申し訳なさでいっぱいです。
もう一度、この(憎き)病気を正面から捉えて
丁寧に対応します。
もっともっと獣医学的に
内分泌系(ホルモン)のことを知りたいです。
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