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いぬと幸せについて

いぬと人が双方幸せであってほしい。 私の1番の願いです。 ここで言う「人」には、いぬのオーナーも、いぬが嫌いな人も、 みんな含みます。 直接関わる人も関わらない人も、大きく社会を考えたとき、 本当はみんな関わっているからです。 では「幸せ」ってどういうことだろうかと考えてみます。 人はみんな幸せになりたくて生きているはずです。 あまり深く考えると哲学的になってしまうので、ここでは 「幸せ」=「不安なく満ち足りていること」と考えてみます。 そこに活力がプラスされると、とても楽しく充実した状態を想像できます。 つまり、私が思う幸せとは 自然に笑顔でいられるような、 気力体力が充分で余裕がある状態。 仮にいぬのお世話という観点だけで見るならば、 「丁寧なお世話・しつけ・対応が継続的にできる双方の状態」が それにあてはまるかもしれません。 いぬと人、みんながいつもそうあってほしい。 でもオーナーひとりの力で その状態をずっと維持していくのは、 とてもむずかしいことだと私は知っています。 私自身のいぬとの暮らしは、充実した幸せな状態ばかりではありませんでした。 主に忙しいことを理由に、パートナーの心や身体に負担をかけた時期がありました。 ほんとうはできるだけ一緒にいてよくお世話し、 笑顔で穏やかでありたいのに、 そうできませんでした。 仕事で疲れすぎた日は、帰ってきたらごはんをあげて トイレを片付けるだけで精一杯でした。 パートナーの大切な社会化期に充分に向き合ってあげられたとは 残念ながら思えません。 あのとき、もしいまの自分のような存在がそばにいたら。 週に1度でも頼れていたら。 夕方のお世話をまかせて、会社から走らないでゆっくり帰って来られていたら。 そうしたら、もう少し心身に余裕のある自分で、 つまり「幸せな状態の自分」で パートナーに接することができていたのではないか。 そう思います。 ですから、 オーナー様はぜひ安心して頼れる人を見つけてください。 それはシッターでも、シッターでなくてもかまいません。 パートナーとの暮らしをサポートしてくれる人の存在は きっとプラスになります。 オーナーの幸せ

アジソン病って聞いたことありますか?

パートナーの病気は大きな心配ごとですよね。 それでも、持病があっても日々進歩する獣医療のおかげで 元気に過ごせている子も多いのではないでしょうか。 いぬにもいろいろな病気が存在しますが、 「アジソン病」を耳にしたことはありますか? アジソン病は私のパートナーの持病で、少し珍しい病気です。 珍しいのですが、少しずつアジソン病の子が 増えてきているという話も聞くので、 今日は我が家のアジソン病発症の頃を振り返ってみます。 ————— 我が家のパートナー(トイプードル)は今から 3 年前の 4 歳のときに発症しました。 ある日私が仕事から帰宅すると パートナーは朦朧としたショック状態で その日の朝と同じ場所に伏せていました。 焦点が合わず、体はゆらゆら揺れて、 呼びかけにも反応しませんでした。 私は愛するパートナーの緊急事態に初めて直面し、混乱しました。 「死んじゃだめ!!」と何度も大声で泣き叫びながら、 パートナーを毛布にくるんで救急病院へ運びました。 その救急病院でアジソン病と診断されました。 朦朧としていたのは、副腎クリーゼと呼ばれる 急性のショック状態だからでした。 アジソン病は簡単に言うと 「副腎の機能が極端に低下(もしくは停止)して ホルモンが出せなくなる病気」です。 (健康な場合はストレスを受けると副腎皮質ホルモンを 分泌して対応するのですが、アジソン病の子は それができなくなります。 なので、この病気になるとあらゆるストレスに対してすごく弱くなります。 細かくなるので割愛しますが、胃腸の消化機能も極端に落ちたり、 身体に本当にいろいろと影響があります。。) 実はそのショック状態になる少し前から 食欲がなかったり毛が抜けたりと気になることがあって、 通院してみたり、お世話を工夫したりしていました。 ですが、残念ながら珍しい病気だったためか、 早期に発見してあげることができませんでした。 私のパートナーは発症から数ヶ月後にやっと症状が安定し、 減っていた体重も少しずつ増え、 プードルなのに換毛のように抜けていた被毛もゆっくりと回復してきました。 いまは、ありがたいことにとても元気に毎日過ごせています。